あま肌ができるまで(1)~環境負荷を軽減し、奄美に新しい環境産業を~

2014年4月27日 ≫ あま肌ができるまで | あま肌の紹介 | お知らせ | 黒糖焼酎

■あま肌が生まれたのは、鹿児島県の奄美大島。

奄美大島は、九州と沖縄のちょうど真ん中、
気候は亜熱帯性で年間を通じて温暖、
珊瑚礁の海と、太古の原生林の森が残る自然豊かな島です。

大浜海浜公園(奄美大島)

2009年には、日本の陸地では46年ぶりに皆既日食が観測されたり、
2010年には、100年に一度といわれる豪雨災害にあったり、
先日の選抜高校野球では、鹿児島の離島から初の甲子園出場したり、
報道などで奄美大島をを目にされた方もいらしゃるのではないでしょうか?

奄美大島についてもっと知りたい方は、以下のまとめリンクをどうぞ。
死ぬまでに一度は行きたい!南の楽園奄美大島【保存版】(NAVERまとめ)


21世紀枠・大島の甲子園に歓喜!『奄美大島』はどんな島?(NAVERまとめ)

■黒糖焼酎。奄美地域だけで作られているレアなお酒。

黒糖焼酎は、奄美特産のさとうきびから作る黒砂糖と、日本のお酒つくりには欠かせない「米麹」(こめこうじ)を原料とした唯一のお酒です。

黒糖焼酎の原料となる黒砂糖

職人さんの手による米麹の製造風景

黒砂糖とは、サトウキビを絞ったジュースを煮詰めてつくります。
米麹の麹とはちょっと前に、話題になった塩麹の麹です。
”唯一の”というのは、このサトウキビと麹をつかったお酒は、
実は酒税法の特例で、奄美群島だけ認めれているんです。

第2次大戦後、奄美群島は、アメリカ軍の占領下にありました。
今から61年前(昭和28年)日本に復帰するときに、地域の発展のため製造が認められました。

詳しくは、以下のリンクをご参照ください。
奄美黒糖焼酎について(鹿児島県酒造酒造組合奄美支部のサイトより)

※奄美群島には、主に奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の島があります。

■黒糖もろみ

黒糖焼酎をつくるとき、商品となるお酒のおよそ2倍の「もろみ液」が残ります。
栄養価の高い黒糖もろみは、そのまま、海に流すと赤潮の原因など環境汚染につながるので、
これまでは、農地に撒いて肥料にしたり、特別な処理施設で処理されていましたが、
今から約10年前、鹿児島大学、九州女子大学、鹿児島純心女子大学など、地域の研究機関の研究により「黒糖もろみ」には、美肌には欠かせない、ポリフェノールやビオチン、葉酸などのビタミンBが、豊富に含まれることがわかりました。

 

発酵中の黒糖もろみ

■ 国家プロジェクト

しかし、化粧品の開発には、多額の資金が必要です。
なんと、あま肌プロジェクトは、経済産業省の国家プロジェクトに認定され、
開発に着手しました。

海離島である奄美大島では、循環型社会の観点を組み入れた持続発展可能な産業の確立が重要な課題となっています。

奄美群島で製造される黒糖焼酎の製造工程から発生する黒糖もろみエキス(焼酎粕)は、農地還元を主とした処理を行っており、将来、環境負荷や離島における処理能力という面で課題を抱えております。

そのため、奄美市は、(財)奄美市農業研究センターを事務局とし、提案型研究事業である地域新生コンソーシアム研究開発事業(平成18・19年度、経済産業省)の採択を受け、黒糖もろみエキスから抽出した生理活性物質を用い、その機能性を活かした人体・皮膚への安全性の高い抗老化基礎化粧品の開発に取り組みました。

産学官連携製品

「あま肌(Amahada):黒糖もろみエキスを配合した基礎化粧品(外部リンク)」

黒糖もろみの環境負荷の改善と、地域雇用の拡大のため奄美市が関与した経済産業省のプロジェクトで開発し、鹿児島大学・鹿児島純心女子大学の研究によるエビデンス(科学的根拠)が整っています。

新産業と新エネルギー(奄美市公式サイトより)

技術開発を支援する!SBIR[中小企業技術革新制度]

 

あま肌ができるまで(2)に 続く。。



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